Wednesday, December 4, 2013

忘れてたけど、私はアフリカにいます

マラウィに来て、早二年です。
任地に日本人が多いので、しょっちゅう日本人と会っています。
カメルーンにいたときは、近所の日本語ベラベラのカナダ人シスターとたまにお話する意外、日本語を話す機会が皆無だったので、それと比べたら、あんまりアフリカにいる気がしません。
マラウィは平和だし、2年もいると自分の生活リズムも確立しているので、ますます、です。
肌の色の違いも、言葉の違いも、当たり前になりすぎて、アフリカにいる気があんまりしません。

でも、今朝、ちょっと非日常的な体験をし、自分はアフリカにいるんだ!と、久しぶりに思い出しました。
今朝、友達の家で採れたモロヘイヤ(おひたしにすると、とっても美味しいちょっぴりネバネバなエジプトの野菜)を自宅に運ぶために、寝不足でボケ~っとしながら、自転車をこいでいました。
友人宅を出る際に、その家で雇っている警備員さんから、「今日は軍隊の訓練があるからいつも使っている道は、通れないからね」と前情報をいただいていました。

自宅近くにある、以前飛行場だったグランドで行われるとのことで、相変わらずボ~っとしながら、自転車を漕ぎ、街の中心地である、バス停前にたどり着きました。
・・・ら、意外にもここで、訓練が始まってしまったのです。大きいトラックが前方から来て止まり、20人ほどの兵士が銃を持ってドタバタ降り、住をかまえてそれぞれ定位置に低姿勢でかがみ、何かを狙って、銃に狙いを定めています。

私は眠かったので、兵隊さんの真剣さに気づくことなく、トラックの方にスイスイ近づいていきました。すると、交通整理をしている兵隊さんに「止まれって言ってんだろ!」と、一喝され、ハッと我に返りました。

後ろを振り向くと、皆さん銃の狙いから外れた方向に避難していて、ドキドキしながらことの次第を伺っているのです。その瞬間、「パンパンパンパンパン!」と銃声がしました。
空砲か何かだと思いますが、兵隊さんたちが銃を打って、煙がどこからか出てきています。

いや~!!!!ちょっと、こわかった!!!!!
銃声だなんて、この人生滅多に聞くことはできません。

そういえば、この国、いくらWarm Heart Of Africaっていう愛称がついているからって、結局はアフリカにあるんだよね。基本的にず~っと平和だったけど、隣の国のモザンビークでは、内戦のドンパチで人がたくさん亡くなっていたし。
マラウィだって、危機管理、ちゃんとしないと、近隣諸国の荒波に揉まれて、沈んでいっちゃうよな~。
日本にいると、戦争って、身近なものではないから、身の危険を感じることは、そうそうない。
でも、アフリカは全然日本と違う状況。結構な頻度で、自分の命を危険から守ることを優先に行動をしなければいけない。

最近マラウィの平和ボケしちゃっていたので、良いWake up callになりました。

いやはやしかし、空砲とは言え、怖かった。
O型気質が強く、全てのことに対して抜け目なく完成させることが苦手なマラウィ人。
ひとつだけ実弾が混じっていて、その銃が間違って人を打って、パニックになって群衆に踏み倒されて怪我でもしたら、どうしましょう・・・
とかなんとか、いろんな想像が一瞬で駆け巡って、こわくなりました。

今日はこれから、DAPPボランティアの二人と一緒に布ナプキン講座二日目に行ってきま~す!

Tuesday, December 3, 2013

This is Africa, Babe!

 
久しぶりのブログ更新。
最近は、夏真っ盛りで暑かったので、何もする気力がありませんです。
最低限の仕事をし、頻繁にシャワーを浴びるのみ、です。私の日常。
 
さてさて、今日のお話は、私も2年間のアフリカを経て、本格的にアフリカ化してきました、ということ。(1月に一時帰国した時に、親友のはっちゃんに「あんた、アフリカいったせいか、頭のネジがゆるくなったよ」と既に言われていたのですが・・・)
 
 
皆様、This is Africa!っていう表現知っていますか?
アフリカにいると、待ち合わせに現地人の同僚が遅れてきたり、お願いした仕事が全然進んでいなかったり、残念なことがしばしばおきます。
そんな時に、白人ボランティア、時には現地人の社会人までも、「こりゃ~、仕方がないよ、This is Africa! TIA!!」と嘆くのです。
 
最近、近所に住むアメリカ人ボランティアKちゃんより、TIAではなく、TIBというのもあるらしい、との情報を聞きました。
 
TIB: This is Africa, Babe!
だそうです。
 
 
なんか、かわいいじゃん、ちょっと。
This is Africa, Babe (^_-)と可愛く言って、いろんなことを誤魔化そうとしているのか・・・うふふふ。
 
 
な~んて、おもってたら、本日わたくし、TIBなことを行ってしまいました。
 
今日は新しい識字教育のクラスにナプキンの紹介をし、明日から3日間かけておそらく最後になる布ナプキン教室が行われます。
スタートダッシュの本日が肝心なので、私は念入りに、担当講師に「月曜日はなるべくたくさんの人に声かけて人を集めてください」と、お願いしていました。
 
公式には2時から始まる普段の授業ですが、いつもは3時過ぎにならないと授業が開始しないので、私はそれを見越して3時に到着しました・・・ら、
ご覧のとおり、人は既に集まっており、2時から一時間も私を待っていたそうです。
 
はい、大遅刻です(^^ゞ
ほんと、This is Africaを自ら先導して行ってしまった私、ちょっと恥ずかしい・・・
(いつも私が待たされる側だから、今回くらい大目に見てくれるとは思いますが)
 
 
 
 
 
 
今日は、ナプキンの利点を説明し、明日以降の日程も説明しました。
 
明日は時間通り2時に開始できるように会場につこうと思います。
最近ムジンバに入り込んだDAPPの新しいボランティア2人もヘルプに来てくれる予定、楽しみ♪
 
 
新しくお友達になった女の子ふたりは、コロンビアとチリの子です。
今日は時間がないので、明日以降詳しいことを書きます。
 
ではでは、おやすみなさい~(^-^)

Tuesday, October 29, 2013

パワードリンク教室:パパイヤ編

しばらくブログの更新が滞おっていましたが、皆さんお元気ですか?
マラウィは、暑いです。夏です。帽子なしで歩き回るとちょっとした日射病になってしまいます。
というわけで、日頃の活動、及び友人の活動視察など、動き回るので精一杯で、ブログを更新する気力も体力もなくなったのです・・・
はい、夏バテです(^^ゞ


先日、Chintecheに住む同期のKちゃんの活動を見てきました。
HIV AIDS Support Groupと一緒に、パワードリンクを作る活動でした。
栄養と雇用創出活動のためです。

材料:パパイヤ、しょうが、にんにく、お砂糖(パパイヤの甘さが足りなければ)
作り方:材料を潰して、同量のお湯で似て、濾す、以上!とってもシンプル!!!

※パパイヤの代わりに、パイナップル、グアバ、マンゴーなど、季節のフルーツはなんでも使えます。

いい加減、布ナプキンばっかりで、クサクサしてきたので、私もちょっとマネさせてください~っていうことで、我が任地ムジンバで、昨日ムスリムグループと一緒にパワードリンク作りをしました。

午前中は、家のキッチンの排水管から水がダダ漏れるという事件が発生したので、午前中いっぱい、修理部品を街に買いに行った修理屋さんを待っていました。
壁をぶっ壊し、新しいパイプの部品を付け替えたあとは、修理代をちょっと大目に払い、修理中に試作したジュースを飲んでもらいました。

反応は、好評!
暑い今の季節、ジンジャーはやっぱり爽やかで、いいよね!
その後、家主が作ってくれたご飯が出来るのを待ちながら、前日に作成した、「パパイヤとジンジャーとにんにくの栄養」についての資料の現地語訳を彼にお願いしました。
ムスリムグループの皆さんは、ほのぼのしている割に、グループとしてしっかり機能していて、向学心旺盛な方が多いので、私は基本的にいつでも彼らと一緒に活動したいと思っていました。
どっこい、英語のできるメンバーがひとりもいないので、意思疎通に問題が生じてしまいます。
今回は特別にオフィスの秘書の方を連れて行ってもいいと同僚から指示があったので、彼女に通訳をお願いするってことになりました。

そのための資料を早めにオフィスに行って作ることができなかったため、土壇場で修理屋さんにお願いしたら、快くOkしてくれたのです。

そこですごく印象的だったこと。
前から思っていたけど、「マラウィ人は、目に見えないことを想像するのが難しい」なって。

パパイヤの効用で、「肝臓の毒素を排出する」っていうのを現地語訳に出来ず、戸惑っていました。毒素っていうのが、実際に見たことがないので想像するのが難しいのです。
「血中コレステロール」もしかり。血中の脂肪、と簡単に説明したのですが、「血が太るっていうことは血管が太くなるってことか?」と解釈しちゃったみたい。
仕方がないから「血液がとっても健康になります」ってごまかしました。

もともと2時開始の予定のところ、2時半に到着。
皆さん、準備してもらうようにお願いした調理器具、材料をきちんともってきてくれました。
材料のパパイヤ、にんにくについては、お願いした量の2倍以上を持ってきてくれたので、そのモチベーションの高さに、本当にうれしくなりました。


パパイヤを切るおばちゃま方。

 
活動先のあるモスク。


モスクのそばの日陰の集い場。



パパイヤを潰すおばちゃま。
 
 
パパイヤとしょうがとにんにくのジュースと果実をわけるおばちゃまたち。


濾したあとは、冷めるまで待つので、それまでの時間、栄養について話しました。
要は、とっても体にいいので、病人と子供にたくさん飲んでもらうべし!ってことでした。
パパイヤ、しょうが、にんにくの栄養をネットで調べると、デトックス効果だったり、心臓発作防止だったり、本当にすごいたくさん効用があってびっくり!
やっぱり、マラウィのおばちゃまたちもびっくりしていました。

私がこのグループに足を運ばなければ、彼女たちにとって、にんにくとしょうがは、たまに市場においてる珍しい野菜、でしかなかったわけで。
私がしたことは、栄養素をネットから引っ張ってくるだけで、全然難しくないけど、やっぱり「先進国のボランティアが入り込むことの利点」って、こういうことなんだな~って、感じました。

 
 
 出来上がったジュースをもらいに行くおばちゃまたち。


皆様、美味しい美味しい!って喜んで飲んでくれました。
パワードリンク講座は、大成功でした。
活動を見せてくれたKちゃん、本当にありがとうね!!!

そして、やっぱりムスリムグループのおばちゃまたちと一緒の仕事、やりやすいな~!
言葉の問題はあるけど、もういっかいくらい一緒に何かやってから帰国したいな~( ̄▽ ̄)

Saturday, September 28, 2013

布ナプキン:学校編始動!

昨日は、いつも通っている成年識字クラスが行われている小学校に、先生方に布ナプキンの存在をお伝えすべく、訪問してきました。
(我が配属先コミュニティ開発局の管理下にある識字教育クラスは、大抵小学校の授業が終わったあと、その教室を借りて行われます。)

識字クラスの皆さんと布ナプキンを縫っていたら、「なんだなんだ」と小学校の先生が、気になりだし、識字クラスの先生に利点を聞いた結果、「是非私たちも学びたい!」ということになりました。
私ももともと、学校で女の子達に伝授できたらな、と思っていたので、ちょうど良かった!
先生たちに最初に縫い方を教えたあと、その先生たちと一緒に、最高学年8年生(日本で言う中学2年生)の女の子達とナプキン作りをする流れになりそうです。

なぜ学齢の女の子ちゃんたちに教えたいかというと・・・、市販の生理用品は高すぎる中、何回も洗えて費用節約になる、という利点に加え・・・

生理中、学校をお休みすることを避けられる!という最大のポイントがあります。えっへん!

市販の生理用品が高いので、一般的に、皆さんが普段腰に巻いているChitenjeという布(物をくるむのにも、頭に巻くのにも使える、風呂敷のような便利さがあります)を股に挟んで腰に紐を巻き付ける、という簡素な方法が使われています。おパンティーちゃんは、はいたり、はかなかったり・・・多分その人の所得によりけり、ですね。

困ったことに、その布が、知らぬ間に落ちちゃってることがあるらしい!!
とっても恥ずかしいじゃない!!(/ω\*)
(生理に対するタブーな感じは、日本もマラウィも同じです)

私の紹介したナプキンは、ボタンがついており、おパンティーちゃんとしっかり合体することになります。
「これだと生徒は授業を欠席しなくてもいいし、ネットボール(バスケットボールを女の子用に簡素化したスポーツ)だって元気にできるじゃない!」
集まってくださった7人の女性教師の皆さん、とってもポジティブなコメント♪嬉しい(*゚▽゚*)
ナプキンをたたんだ中に、可愛く丸めたおパンティーちゃんを入れて、「これならかなりポータブルじゃない?かばんに入れて運びやすいわよ~」なんて意見交換したり☆

あぁ、こういう瞬間、私は「雌」という性別として生まれてきたのね・・・と実感出来て、「むふふ」と、ちょっぴり楽しくなってしまいます。

善は急げということで、10月7日&8日の二日間、授業が終わったあと、対先生への布ナプキン教室が行われることになりました。「教師」という職業柄、皆さんとっても頭が良くて、機転が利く方たち。きっと講座の進み具合も早いんだと思います。そして、楽しみなのが、布ナプキン講座のあとに行う、ビジネストレーニング。先日識字クラスに行った、原価計算及び市場販売価格の算出方法の他に「どうやったらたくさん効率的に布ナプキンを売れるか」について話し合う場を設けようと思っています。ナプキン紹介のために訪問したのに、すでにナプキン&おパンティーちゃんの便利なたたみ方まで考え出した彼女たちが、どんなアイデアを出してくれるのか、今から楽しみだ~o(^▽^)o

訪問の際には、いつの間にか、スプライトとクッキーのおもてなしが出てきました。
彼女たちの布ナプキンに対するモチベーションの高さが伺えます。

・・・と、私の一週間は、あっという間に終わりました。
今日明日の週末は、家の敷地から一歩も出ずに、ゆっくりしようと思います。

とりあえず、今日の予定は、
坂の上の雲第二巻読破
映画「City Of God」鑑賞
映画「Last Tango In Paris」鑑賞

こ~んな感じ(^-^)
それでは皆さんも、良い週末を♥



Friday, September 27, 2013

今を生きろというけれど・・・☆彡

私、気を使わないサバサバしたところがあるのか、なんなのかわからないけど、オジサマという世代の方々に、大変良くしていただいています。人生のアドバイスをたくさんいただき、素敵な人との出会いを提供されつつ、今日まで生きてきました。

そんな、オジサマの中のひとりに、「君、将来のことばっかり心配して、今を全然生きていないよ」と言われたことがあります。

私、とても臆病な性格なので、基本的にいつも不安がっています。だから、先々のことを心配して眠れぬ夜が多々有ります。それを見かねて、このようなご指摘をいただきました。

確かに~!私、「今」を生きることよりも、「未来」のどうしようもないことを心配することの方に労力を使っている気がする!!!

さてさて、私も帰国まで4ヶ月を切りました。未来を心配するだけでなく、楽しい妄想劇も楽しんでいます。最近のテーマは、「マラウィでの任務を終えたあと、どこを旅行するか」です。
友人の皆さん、お仕事や家事で忙しいと思うので、確実に一人旅になりそうですが(笑)

旅のテーマは以下の三つに分かれます。

1.マラウィで出会ったり、これまでお世話になった人に会いにいく、の巻
2.これまで行ったことない新しい場所へ、の巻
3.胡散臭いけど、この際自分の人生全て紐解いちゃおうか?の巻

1。Reunionについて
*ヨーロッパ編
ギリシャ、ラトビア、スロベニアに住むDAPPの友人の故郷を周る

ポーランドのアウシュビッツ

出産した友人のお祝いに、ドイツへ。その後、別の友人に会いにオランダへ。

イタリアのナポリで海風を満喫

フランスのコートダジュールで浜辺を満喫
(2年間マラウィという内陸国で過ごしたため、海への憧憬の念が半端ないですが、お許しを)

その後、イギリスへ。
もともとのお友達にも会えたら嬉しいけど、きっと、その他の友達の複数名は留学中なので、「やっほ~」とお気楽に顔を見せる(笑)


*フロリダがっつり満喫編
同じ任地に住むPeace Corp JくんのおうちへGo!
実家から割と近くにあるディズニーワールドを満喫♪巨大とは聞いているけど、一体何日かかるのでしょうか。

*ブラジルお祭りサンバ編
同じ任地でお世話になったブラジル人君のおうちへGo!
2月にリオのカーニバルがあるけど、リオだけに限らず、国じゅう割とどこでもお祭り騒ぎらしい。
カーニバルでハイになってる中に、私も混ざりたい。

そして、彼のお母さんがやってるという農場も、見学。
南アメリカ大陸、私にとって完全なる新しい境地。うふふふ。

※実家に戻り次第、正式メンバーに加入すると言っていた、某秘密結社が実際の生活とどう関わっているのかも、気になるところです


2.人のツテなしに赴く新境地、について
*アラスカ編
10年ほど前、ポカリスエットのCMで、ものすごく綺麗な氷河みたいな景色がありました。
たしかあれ、アラスカだそうで。アザラシの生肉を食べ、イグルーで生活をしていたというエスキモーの方たちの生活も、とても興味があります。JICAドミトリーに、エスキモーについての本があったので、勿論読みました。マラウィの地でエスキモーについて学ぶ。なんか不思議なシチュエーションです。

*小笠原諸島
もう、海から離れていた2年間を取り戻すべく、行くしかないでしょ!っていう(笑)
東京から船で25時間30分。1000キロの旅。ウミガメ見れるかな~(*゚▽゚*)
喧騒から離れて、のんびり美味しいお刺身を食べて、亜熱帯の自然を満喫。
心躍ります♡

3.30歳にして人生のすべてを悟る、について
前の会社でお世話になったインド人の同僚から耳寄り情報。数年前に聞いたから、要アップデートだけど!
彼の兄弟の一人が、デリーで僧侶をやっているそうです。彼には不思議な力があって、これから起こる全てのことが書いている書物のようなものを、読むことができるそうです。
だから、私の人生にこれから何が起こるのか、ぜ~んぶわかっちゃうそうです。

なんか、そういうスピリチュアルな世界に生きる人って、どんなオーラを発しているのか気になる。
そして、どんなストーリーが私の人生に起こるのかを話してくれるっていうのも、とってもワクワクする。ここで信じちゃったら人生つまらないから、話半分に聞きますけど。

あ~、でも、インドは野犬が多いから、一人旅は現実的ではないかもなあ。



以上、現在計画している私の旅程です♥

とってもお金がかかるので、達成出来てもこの中の1つ、もしくは、滅茶苦茶お財布事情を切り詰めて、2つですが・・・(^_^;)
結婚&子育て&仕事、っていうこれから順当に生きた場合に訪れるいろんな出来事を考えたら、一人旅は、寂しんぼの私には、しんどいかもしれないけど、協力隊が終わって就職するまでの期間が、人生のラストチャンスです。
この機会を逃したら、もう気ままに旅なんか出来ない~!!!

・・・と、考えていたら、あっという間に今日も寝る時間がやってきました。
マラウィの今の生活と仕事に全く関係のないことを2時間ほど考えてしまいました。
ほ~ら、また、心ここにあらず。良くない良くない(笑)
今を生きないと!しっかり、私!


居心地が良くて大好きなこの家で、あと何回寝ることができるのでしょうか。
そう考えると、切ないです~(´;ω;`)
ああ、おやすみなさい・・・☪

Thursday, September 26, 2013

私、この仕事、好きです♡

 
最近ブログの更新が滞っていましたが、私はちゃんと活動しています(笑)
月曜日と火曜日は、DAPPのお友達と15キロ離れた村に行き、水曜日は近くの学校で識字教育クラスにナプキンを教え、木曜日と金曜日は、たまった雑務や不定期にグループを訪問・・・みたいな感じの日常のリズムになっています。
 
今日は、水曜日だったので、街の中にある識字クラスに行ってきました。
すごく、楽しいひと時を過ごせました。
(最近いっつも思うけど)国際援助の畑に戻ってきて本当に良かった!と思えた。
色々腹が立つことも多いですが(笑)
 
まずは準備運動を兼ねて、宿題の確認。
自分で作ったナプキンを、実際付けてみて、感想を次週に言う、という予定でした。
ナプキンの覚えが早い2名にこの宿題を出してみたのですが、ひとりは身につけず(新しいものに飛びつくのが、やっぱりマラウィ人は苦手のようです)、ひとりはちゃんと宿題をこなしてくれました。
その彼女にどうだったか感想を聞くと・・・
 
「Hot.(あったかい)」
 
と一言。
 
そうだよね~。薄い布を股に当てるだけだったら、保温性、ないものね~。
でも、「水分を吸い取ってくれる」ことよりも「あったかい」ことが先に出てくるというのが、私には新鮮でした。私たちにとっては、ナプキンは当たり前になっているので、初めてつけた時の気持ち、忘れちゃったよ~。あっはっは。
 
月経という女性の秘部について、クスクス笑いながら話す生徒さんとの時間が、私はとっても好きです。
 


さてさて、準備運動のあとは、本題にとりかかるべし。
先週までの3週間、布ナプキンの作り方を伝授し、そろそろ皆さん覚えただろうってことで、次の段階へ。そう、商品の原価計算と市場価格の計算について学びました。
 
漢字にすると、難しそうですが、実際教えたことはとってもシンプルなこと。
 
原価:商品の販売までにかかったコストの合計
市場価格:原価+利益

これらを、マラウィで身近なフライドポテトとオレンジ売りのビジネスに当てはめて、一緒に計算してみました。


これは、フライドポテトの例。
油と芋を購入した値段よりも、売上が低かったら、損失しか出ないから、まずいよっていうこと(笑)
 


感想としては・・・う~む。
皆さん、やはり理解が遅い!こういうふうに根拠だてた計算をこれまでしてこなかったので、通訳をしてくださっている先生でさえ、噛み砕くのにちょっと時間を要しました。

ちょっとづつ、ちょっとづつ、進んでいくので、本日やろうと思っていた事の半分しか出来なかったのが現状です。

ただ、先生と生徒さんが、とっても熱い眼差しで黒板の板書をノートに書き写しているのが、とっても嬉しかった。筆記用具を忘れてきた人は、みんなが板書をしている間、ナプキンをもくもくと縫っていて、これはこれでうれしかった。だって、布ナプキンを作ることが、彼女の日常になりつつあるから。


このように、頑張っている人の姿を見ると、こっちも頑張って色々プログラムを考えなきゃなって鼓舞されます(´∀`)

何かに打ち込む人の姿って、本当にかっこいいよ!!!


このおかーちゃん、目つきがめちゃくちゃ怪しいけど、写真を撮られるのが恥ずかしくて、こんな顔になりました。
彼女は既に8個のナプキンを完成させており、販売の方法についても、集団で仕事にしたらコスト負担などが楽になる、など、なかなかなアイデアをもったおばちゃまです。
小学校すらろくろく出ていないはずなのに、このアイデアは、すごい!
私なら絶対出てこないね(笑)

ビジネス講座が終わった後は、会場として教室を借りている小学校の女性の先生とお話をしました。小学校でも布ナプキンを教えたいな、と考えていたからです。
もともと、識字教育の先生が、小学校の先生に見せたところ、「こりゃえ~がな!うちらにも教えて~!」と好意的なコメントを頂いていました。
今日は実際にサンプルを見せ、打ち合わせの日程を決めました。

あさっての金曜日の朝に、小学校に訪問し、校長先生を交えてプログラムを練る予定です。

流れとしては、最初に女性の先生(この学校には数名がいると思われる)に使い方を伝授。
その後、先生たちが政府に「布ナプキン講座をするのでお金をください」と政府に申請を出す。
その後長期的に布ナプキン作りが続いていけば・・・という流れ。

一方先生に伝授し終わったあとには、高学年の女生徒(日本の中学1,2年生)に作り方を伝授。

こ~んな感じの青写真になっています。
なかなか物事が進まないマラウィだから、どうなることやら・・・って感じだけどね!
まー、今後が楽しみです(笑)

 

 さてさて、気になったものについて。
小学校の教科書の壁に貼ってあるもの。
人間の生殖器です。実は、昨日別の小学校に行った時にも、同じような子宮&赤ちゃんの絵が黒板に書いてありました。しかも「消すな」と書かれているくらい、大事なものとして残ってありました。

最近、時期的なものなのでしょうか、生殖について学ぶというのは。


にしても、日本の小学校よりも断然具体的に教えてそうですね、マラウィでは。

 これは、懐かしいかな、お花♡
雄しべとか、めしべとか、小学校に戻ったみたい♪
これは、日本と同じような感じで教えられているんですね。

 
さてさて、今日の一番が、これ!マラウィの物流地図!!!
はいはい、ご存知のとおりマラウィは内陸国なので、輸入品はタンザニアやモザンビークの港からトラックで運ばれてきます。
また、マラウィ人にとっての「おらが東京」である南アフリカからもたくさんの商品が入ってきています。これらも、トラックで運ばれてくるみたい。
 
※協力隊合格直後に、松本仁一さん(朝日新聞でカラシニコフの連載していた人)に個人的にお会いして、マラウィについてお話を聞かせていただく機会がありました。
その際に「マラウィでエイズが多いのは、輸入品を運ぶ長距離トラックの運転手が多く、彼らがあちらこちらで娼婦を買うことが原因の一つ」とおっしゃっていたのが思い出されます。
2年半前の記憶が蘇り、とってもシュールな瞬間でした。
マラウィの学校、生徒の数に対して先生の数が絶対的に少なくて、カオスのはずなのに、きちんと教えるべきことは教えてるんだな~、と思ってしまいました(笑)
 
とにかく、今日は本当に楽しかった(*゚▽゚*)
頑張る生徒さんたちを見て、私もこれから帰国後頑張らなければいけないこと山積みだけど、頑張らなきゃって、お尻をたたかれました。
そして、仕事を楽しいなって感じられることって、幸福度の大きな要素のひとつなんだなって、めちゃくちゃ感じました。

今日は心地よく寝られそうです。
おやすみなさい・・・Zzz

Friday, September 6, 2013

ヤマタツ、おいでませマラウィ、の巻!

ななな、なんと~!ついに日本からお客様のご来訪です!!
8月26日から9月6日までの日程で、親友Zちゃんの一番仲の良い男友達(と、私は勝手に解釈している)、ヤマタツ君がマラウィに遊びに来てくれました♫
 
彼はZちゃんと大学時代からの友人で、社会人になってから、私もお友達になりました。
そうこうしていたら、父が亡くなり、私は色々人生を考えた末、「同じ遺伝子を持っている私ももしかしたら早死するかもしれない、というわけで、一度きりの人生、好きなことから始めちゃおうぜ!」と思うようになりました。つまり、私のドキドキポイントだった、アフリカの世界に戻るってこと☆
タイミングの良いことに、その頃ヤマタツ君が協力隊員の村落開発普及員としてパナマに赴任することが決まったのです。
 
会社員を数年→協力隊員っていうコースが現実的にアリなんだ、ということに気づかせてもらいました。てなわけで、私も受験し、今ここにいるっていうわけなのです。
彼と出会っていなければ、私の人生は大きく変わっていたし、この実りある2年間の隊員生活を体験出来て有難い、ということで、今回は気合を入れてフルコースの計画を立てちゃいました♫
 
村落隊員的には、うれしいラインナップでは?と自負するほど、私のお気に入りの場所を詰め込みました(´∀`)これからイギリスで開発学を学ぶ彼に、少しでも役立ってくれたらなぁって思っています。
 
 
****************
1.Dowaにある難民キャンプ
2.Kasunguにある風車(TEDで一躍有名になったWilliam Kamkwamba君作)
3.Kasunguにある韓国のNGO, Good Neighborsの有機農園見学
4.我が家お宅訪問、識字クラスのチラ見
5.我が任地の誇るべき、Gemstone鉱山一日Trip
6.Mzuzuにんにく農園訪問
****************
 
さてさて、8月26日当日。彼との再会は2009年上野公園でのお花見以来だったのですが、緊張感はなく、「やっほ~ぃ」と、極めて骨抜きな感じでお迎えしました。
・・・で、早速マラウィの洗礼を受ける(笑)
両替カウンターに行くと、彼の持ってる米ドル紙幣が小さかったことがあり、銀行員のお姉さんたち、お金のカウントが出来ない・・・仕方ないから、私たちも手伝いました。
まぁ、私も最初は驚いたのですが、彼もやっぱりマラウィ人の算数の苦手加減にびっくりしていました。
※短大卒程度のエリートでも、自分の年齢を正しく計算することができないのが普通です。
 
というわけで、マラウィへ、ようこそ!
Takulandirani!
Tamupokelerani!
 
 
1. Dzaleka 難民キャンプ
かれこれ、4回目の訪問です。なので、細かいこと、当たり前のことは省略します。
この日は、大きな市がキャンプで開かれていました。野菜、ジョウロ、毛布、懐中電灯など、生活に必要なものはほぼ全て手に入るだろう、っていう大規模なものでした。
以前一緒にこの地を踏んだ僻地隊員の同期Gちゃんが、「あたしの任地より全然栄えてるよ~!」と言っていたのを思い出します。
 
おぉっと、ここで、ブルンジとマラウィの食文化の相違(?)を発見!!!
 
 

上の写真は、マラウィでお馴染みのフライドポテトです。基本的には同じものを作っているんだけど・・・なんかおかしいぞ!?
はい。あげたポテトをビニール袋に入れ、それを更に油で揚げているのです。
勿論ビニールは溶けています。なんのためでしょうか・・保温のためですか???
とにかく滅茶苦茶体に悪い行為なので、私とヤマタツはとってもびっくりしてしまいました!(゚o゚;;

 この絵は、一体何でしょうか。児童虐待は良くないよって意味だと思います。
恐らくマラウィの公用語のチェワ語、もしくはアフリカの共通語(と私が勝手に認識している)であるスワヒリ語のどちらかだと思います。
やはり、こういったポスターみたいなものは、マラウィの普通の街では壁に書かれていません。
他の国ではよくある光景なのでしょうか。キャンプ内ではちょいちょいこういった絵が見かけられます。「エイズにきをつけて」とかね!



道がウネウネしてるキャンプ内を何度か迷い、前回訪問の際にお世話になったソマリア人男性が経営するレストランにたどり着くことができました。オーナーのおじさん、私のこと覚えていてくれたよ~!ちょっと嬉しかった~!
そこで、前回と同様、クミンとマスタードが効いた、お砂糖たっぷりのチャイをいただきました♫
重い荷物を背負いながらキャンプを歩いて二人共疲れていたので、体に沁み渡る美味しさでした☆



2.Good Neighborsの有機農場訪問
5月に奇跡的な出会いを果たした韓国人Aくんの職場でもあり、そして、1年4ヶ月同じ屋根の下でお世話になっていたSくんの職場でもある、韓国のNGO、Good Neighborsにいざ突撃訪問してきました。



AくんとSくんの上司であるFさん(私は日本語で「オトウサン」と呼んでいます)が、自身が体験した40年前の韓国の農業のノウハウをマラウィに活かそうってことで、有機農園を管理されています。
小川にパイプを突っ込んで、水をペダルの灌漑システムで組み上げる、というお仕事をされています。

マラウィでは4月から10月まで雨が降りません。普通のマラウィ人は、雨がないことを理由に農作業をストップしてしまいます。
この灌漑システムにより、1年に3回主食のトウモロコシを収穫できます。獲れたとうもろこしは、値段が上がった時期に、プロフィットを上乗せした売れます。買ってくれる人さえいれば、農民の収入はグ~ンと増えます。


上の写真の私。生きるための仕事をしてるっていうか、単に遊んでるだけ、ですね。
ここちよく下半身の筋肉が刺激されます。
「こりゃ、ちょっとした無料のエクササイズマシーンだよ、あっはっは」 by オトウサン


 

 さてさて、上の写真は、とってもシュールな写真。日本の援助(すなわち私たちが汗水たらして働いて納めた貴重な税金の成れの果て)について考えさせられる一枚です。
数年前に、日本の援助で水を川から引き上げる灌漑設備が作られました。
が、動かすのに燃料の油が必要であること(マラウィは燃料が農民の収入に比べてバカ高くて、とてもじゃないと自分で払っていられない)、水を組み上げるポンプが壊れたけど、直す技術もお金もない、ということで、全然使われなくなってしまいました。
御陰で、大地はご覧のとおり、カッサカサ。使われなくなった理由、隊員の私でさえ予想が付きます。ほんと、残念な税金の使われ方です。

 上の写真は、灌漑パイプの点検をする、オトウサン。
ホースから流れ出る水と相まって、人の良さと神々しい雰囲気が出ています。


そうそう、私がGood Neighborsの活動先を訪問した理由がもう一つあります。
S君の働く勇姿をこの目で見たかった、ということ。
前の投稿でも触れましたが、Sくんは、私の家主の甥っ子で、今年の4月まで同じ屋根の下に住んでいました。生活改善普及員さんになるために短大を出たのに(マラウィでは相当なエリート)、雇用が国内に少ないマラウィの事情で、ず~っと就職活動をしていました。
就活をしながら、家事手伝い、という立場ですね。私は、家の備品が壊れたら彼に買い物に行ってもらったり、日曜のミサに連れて行ったもらったり、家主のもつ池の魚に餌をあげるときに一緒に連れて行ってもらったり、しょっちゅう一緒にいました。何よりも、犬が苦手な私。犬が近づいてきたら私が恐怖感を感じる間合いというのを彼は理解してくれています。ワンコがとことこ近づいてきたら、怖い剣幕で追い払ってくれるので、私の中で、Peace CorpのJくん(彼も犬の間合いを読んで追い払ってくれる)と並んで安心できる存在でした。
そんなわけで、大好きな弟分、Sくんの就活を、パソコンを貸したりして、陰ながらサポートしてきた私。就職が決まった時は本当に嬉しかった。なんといっても、同じ村落開発の畑で働けるってことに、感動。だから、マラウィにいる間、なるべく彼が働いている姿を眼に焼き付けたいと思っていたのです。

今回の農園訪問に彼は同行しませんでしたが、オトウサンと仕事の話をしている彼を見て、Seiko Sei姉さん的には拍手喝采でした!!!(´;ω;`)

ちなみに、上の写真を帰宅した際に家主に見せると、とっても喜んでいました♫

 
マラウィにいる事自体とても不思議なヤマタツと、1年4ヶ月もの間毎日「おはよう」の挨拶を交わしたSくんと、奇跡的な出会いをした正義感溢れるAくんと一緒のショット。
全て偶然に見えるけど、不思議な糸で周りの人間関係がつながっているんだなって思ってしまいます。

とっても大好きな一枚です(*゚▽゚*)♡



この日のお昼は、訪問先にある小学校でいただきました。
見てよ見てよ!これ、ものすごいご馳走なんですよ?!!!
お米はトウモロコシの何倍も高いから、村の人はお祝いの時くらいしか食べないし、メインディッシュに、なんと、卵と鶏肉両方乗っかっている!えぇ、マラウィ的親子丼ですよ!!!!

7月にナプキン講座で同期の僻地隊員Gちゃんの村に行った時に頂いたご飯は、シマと豆の質素なご飯でした。村人の男性は、皆頬がこけていました。

こんなご馳走がお祝いでもないのに出てくるだなんて、さすがGood Neighborsだなぁ!
そして、こんな良い待遇で働けるS君に私は本当に嬉しくなりましたヽ(;▽;)ノ
Sくん、本当に良かったね~(((o(*゚▽゚*)o)))

彼がこれから順調にキャリアを積んでくれることをSeiko Sei姉さんは願うのみです。



夕飯は、Good Neighborsのオフィス兼オトウサンの自宅で、奥様にとっても美味しい韓国料理を作ってもらいました。
オトウサンも奥様も、とっても人あたりが柔らかく、「ザ・いい人」です。

チャプチェとキムチを頂きながら、オトウサンがKasunguで働くまでの経緯を聞きました。
どうやら、5年前まで自分でおこしたビジネスをしていたそうですが、リタイアし、身一つでマラウィに乗り込んだそうです。その後、自分の財産を投げ打って個人単位でボランティア活動をしていましたが、Good Neighborsに引き抜かれて今に至るそうです。

「韓国で私一人が生活するなら毎月U$4,000はかかるよね。そのお金、自分に使うのではなく、マラウィで使ってみたらどうなる?私一人だけじゃなく、ものすごくたくさんの人の幸せに貢献できるんだよ。私だけでなく、みんな笑顔でハッピーさ」

前回ご飯をご馳走になった時の彼の言葉。そして、オトウサンの屈託なく話す姿に胸を打たれます。


実は、私これからもGood Neighborsにはお世話になりそうです。
というのも、彼らも布ナプキン普及活動を行っており、私、活動を見学させてもらえることになりました~!わ~い!!!これまで頑張ってきた布ナプキン!他の団体の作り方、アプローチの仕方、色々勉強できるのがとても嬉しい!!!
この機会に、青森からおばあちゃんが送ってくれた布ナプキンのお店の新聞記事を彼らにも紹介してこようと思います。

そして、なんといっても、布ナプキンプロジェクトの窓口が偶然にもS君ってのが益々うれしい。
私が彼に初めて出会った2012年2月、仕事の要件で連絡を取り合うS君と私を誰が予想できたでしょうか。


3.イライラしたミニバスの旅
Kasunguから我が任地Mzimbaに向かうため、3時間のミニバスの旅の予定でしたが、予定を大幅にオーバーしました。全ては、マラウィ人の手際の悪さです。ほんと、うんざりしてしまいました。イライラせず付き合ってくれたヤマタツは、さすが元協力隊員だなって感じました☆

Kasunguを出る時に、幸先よく、Mzimba行きのシェアタクシーに乗れました。タクシーといっても普通の車です。1時間ちょっと走ると、警察の検問に引っかかりました。普段は運転手さんが適当な額の賄賂を渡して検問を通してもらうのですが、この運転手は、何を考えたか、検問の警察から逃げようとして、結局警察官に捕まってしまいました。

警察はただお小遣いが欲しいだけ。そんな時に、これみよがしに逃げようとした運転手は格好のターゲットですよね。「あ~でもない、こ~でもない」と不毛なやりとりが20分ほど続きました。
見かねて私がプリプリ怒りながら「一体何が起こったっていうのさ?!」と警察官に詰め寄りました。が、警察官はヘラヘラしながら「いや~、俺は何が起こったのか全然わからないんだよね」と私を交わそうとします。相手にならないので、ヒッチハイクを試みましたが、誰も止まってくれませんでした。運転手に払ったお金を払い戻してもらおうとお願いしましたが「道中で燃料を買ったから、手元に全然お金がない」とごまかされる始末。午後からは私の識字クラスに訪問するという予定が組まれていたので、段々イライラしてくる私。

そうこうしているうちに、運転手は解放され、いざ出発。大したこともなく旅を始められたのですが、これって、全然止められるような大した出来事が起こったわけではなくて、運転手の立ち振る舞いが悪かっただけのこと、なのです。

イライラしながら、先の街に着くと、タクシーから下ろされました。このバスはうちの任地にいかないから降りなさい、ということです。実は、さらなる悲劇はここから始まりました。

滅茶苦茶ボロボロで埃まみれのミニバスに、これでもかってほど人と荷物と動物を詰め込みます。
やりすぎだろうっていう嫌な予感を感じつつ、30キロほど走りました。
・・・ら、任地まで20キロの地点にて、燃料切れで、・・・止まった。
ち~ん。

ねぇねぇ、なんで必要な燃料がどれくらい必要かわからないの?たとえ、タンクのメーターが壊れていても、プロなら目分量で燃料の残量がわかるはず・・・本当にがっかりな瞬間でした。


 
人里離れた場所で車は止まり、運転手は「1キロ離れた」(と、マラウィ人が言うから、本当はもっと距離があると思う)人里へと燃料をもらうために、消えていきました。
 
横に座っていた頭が良さそうで身なりのいいマラウィ人の男性が、「Stupid Malawian」とぼやいたのを私は忘れません。同じ国の人に「「バカだよな」って言われるだなんて、恥以外の何者でもありません。でも、教育を受けてないマラウィ人。Stupidと言われても、あんまり気にしないみたいです。
 
せめて、羞恥心、忘れないでよ、マラウィ人・・・。
 
仕方ないから、30分ほどいろんな車に無視されながら、ヒッチハイクを試み、任地にどうにかたどり着きました。識字クラス訪問の時間が大幅にずれたのは、言わずもがなですね。
 
ミニバスと乗客がその後どうなったかは、謎。
ヒッチハイクが成功する数分前に、運転手が空の燃料ボトルを手に下げて、小走りで戻ってきました。勿論「ごめんね」の一言はありません。不毛な時間が流れたことに、さすがにのんびり屋のマラウィ人も怒っていました。当たり前だよね。でも、もっと前の段階でキレるべきだよ、マラウィ人。
 
一人目の運転手の要領の悪さも、二人目の運転手の段取りの悪さも、全ては教育の欠如が原因だと思います。教育を受けないと、目の前のことしか考えられないからです。物事の筋道をたてて考える、ということが頭にないのだよ、教育を受けてから初めてわかることがたくさんあるんだよ、って今日も私の同僚が言っていました。
 
江戸時代から寺子屋で文字の読み書きを大衆に教えた日本は、本当にすごいよ!!
 
 
 
4.誇るべきOne Day Gemstone Trip
はいはいはいはい~!ついにでました!Gemstone鉱山体験ツアー!いえぇ~い!!!!
正直、ここに行けたので、もうマラウィに未練はない!!!
今この瞬間任期短縮になっても、仕方がないなって納得できるかもしれない(嘘ですけどね(笑))
それくらい私が楽しみだったイベントです♫
 
過去我が任地にいた同職種の隊員さんが、このツアーを企画しており、段取りの詳細が手元に残っていました。なので、同じ町にあるGemstoneのオフィスのスタッフさんには「全て前と同じような段取りでよろしく」と告げて、私は人集めだけに徹しました。
 
当日の流れは、2時間ほど、Mzimbaから30キロほど離れた鉱山を見学。
ローズクォーツ天国を満喫。
その後、オフィス兼工場に戻り、工場のマネジメントの説明を受け、持ち帰ったローズクォーツを削るという体験付き。
 
ねぇねぇ、素晴らしいでしょ?
 
この日は、私、ヤマタツ、同期のSくん、Peace Corp volunteer(アメリカのJICAって感じ)の3人をお誘いして行くことになりました!
 


 
 
ちょっとちょっと~!!!!!
 
ゴロゴロした石たちは、みんなローズクォーツですから!!!!!
女子力上がりまくりなオーラが放たれているはずですから!!!!!
あたし嬉しくて、小躍りしたくなったよ!!!!

 スタッフの説明(石はどのくらいの深さが一番採れるのか、とか色々)を受ける友人たち。
皆さんやっぱり、Gemstoneに興味津々。だって、綺麗すぎるんだもの♫
写真だとローズクォーツのピンク色がほとんど浮き出てこないのが、とっても残念(´Д` )
でも、とっても、とっても綺麗なんだよ!!!

ちなみに40人くらいの採掘労働者が雇われており、一日500~600Kwacha(約150円)手取りがもらえるそうです。皆さん、筋肉隆々のお兄様で、ゴンゴン石をほっていました。


♡綺麗な石さんたちに囲まれ、幸せに浸る、あ・た・し♡
女子力あげていきましょ~!!
いえぇ~い!テンション上がるわん♫うふふ(・∀・)

 Seiko Seiとその仲間たち。
みんな、任地で普通に合う人たち。その中に何故かヤマタツが混じってるのが、どうしても不思議すぎる・・・(笑)
にしても、とっても楽しげな写真だこと♫


大好きなJくんと♡さりげなく私の頭にピースしてるのが、かわいいのよ~ん♫
以前の活動先に総スカンされたことを打ち明けて以来、私の勝手な思い込みかもしれませんが、二人の信頼関係と友情は篤くなった気がします。
彼に会った時にHugする時が、任地の一番の癒しです。残りの4ヶ月、彼ともっと仲良くしたいぜ☆


さてさて、オフィスに戻って、石のカッティング体験なり~☆
上の写真は、大きな石を小さく切る作業。結構振動が大きくて、火花も散るし、怖かった!!!
私、変な顔してますね(笑)


切った石は、研磨します。スタッフさんにしっかりついてもらって、手とり足取り説明を受けます。
危険な作業ではいってことがそろそろわかってくるので、この辺から楽しくなります。


このおじ様。名前は忘れちゃったんだけど、Mzimbaで唯一商品化出来るレベルの石を削れる職人さん。過去何度も行われたGemstoneツアーに慣れていることもあって、マラウィ人には有り得ないくらいスムーズに説明をしてくれました。
さすが、ホントの職人さんということだけあり、石を削っている時の彼は、凄味のあるオーラが出ていました。何かを極めた男性って、かっこいいね~!!!!

 みんな石を研磨研磨♫うまく形にできた人もいれば、いびつな形で終わった人もいました。
とても楽しかった、Gemstone ツアーです。

経営が上手くいってないので、ビジネスとしてうまい形で回っていないのが残念でなりません。
石の生産量が、注文に全然追いつけないので、ビジネスチャンスを逃すことが多々あるそうです。
(全て手作業の生産ですから・・・)
綺麗な石がたくさんあるのに、もったいないな~。やっぱりヤマタツも同じことを感じたようです。
Mzimbaの村落隊員として、何かお手伝い出来たらと思った時期もありましたが、素人の分際で経営に手を出したら、とっても面倒くさいことに巻き込まれそうになりそうなので、断念した私。

いつか何かのきっかけで、Gemstoneビジネスがまともな軌道に乗ってくれることを願っています。





5.Mzuzuにんにくの旅
Gemstoneツアーの次の日は、Mzimbaから2時間離れたMzuzuに住む同期のMちゃんの活動先である、にんにく農園に行ってきました☆


私の活動のスタイルは、布ナプキンという一つの活動を、いろんな場所のグループに伝授するって感じですが、Mちゃんは逆です。一つのエリアに活動場所を定めて、にんにく栽培、布ナプキン、ビジネストレーニングなど、とても幅広いことをしています。
今回は、活動先のエース、Sさんの農場にお邪魔しました。
前回私がMちゃんに付いて遊びに行った際も、あたたかく迎えてくれた方。所ジョージのダーツの旅に出てくるような、滅茶苦茶面白いおじさんです。


 プライベートでは、「家の鍵をなくしちゃったから、奥さんにぶたれるのが怖いよ~!ぴえ~い!」という、ちょっとふざけたノリの人ですが、仕事はちゃんとやっているようです。
Mちゃんのサポートの下、帳簿をつけているそうで、見せていただきました。



キャベツを何個いつ収穫し、いくらで売ったのか、など。お金の出入りのすべてを記録します。
そうすると、利益がいくら出てるのか、計算できます。また、前年度のデータと比較して、次の年度のビジネス戦略を立てることもできます。

正直、彼のようにMちゃんとまともにコミュニケーションがとれるほどの英語が出来、細かい帳簿をつけられる細かさと忍耐力がある人は、そんなに多くありません。
彼を村のエースとして、なるべくこの帳簿付けが広まっていくといいな!

 
Sさんちの牛。5頭います。牛乳を売るために飼っているそうです。
ヤマタツの服と、シルエットが合ってる!!あは(≧∇≦)

 
Sさんの畑。プライベートでは単なる面白い人ですが、お仕事はとっても出来るSさんです。


Mちゃんの活動の成果、にんにくちゃんです♫
マラウィ人も、たくさんにんにく食べるようになれば、体が強くなって、病気も減るのかな☆

 
Mちゃんちのバイク。つくづく、ヤマタツがマラウィにいて、ツーショットで写真に写ることが、不思議。人のご縁って、おもしろいですね。


これ全部、ねずみの串刺しです。一本200Kwacha(70円)です。貴重なタンパク源だけど、見れば見るほどグロテスク。


と、こんな感じで一週間をヤマタツと過ごしました。
基本的に彼は、女の子みたいな雰囲気を持っているので、一緒にいて緊張することがなく、心地よく一週間が過ぎ去りました。毎日が女子トークで、本当に楽しかった!!!!

機会があったら、また一緒に旅行しようね♪とお誘いをいただき、嬉しい限りです。
いつかそれが実現するといいな♪
ヤマタツ、マラウィの旅、お疲れ様!イギリスで勉強頑張ってね!!!